湘南出張記～その２～

初めて訪問するところというものは、いつもながら独特の緊張感というものがありまして。

コマツ湘南工場の正面玄関に立って、入る前に一つ深呼吸。気分を落ち着かせてから、呼び出しのインターホンを押しました。

落ち着かせたと思っていましたけど、やっぱり緊張感はほぐれてなくて、先方の担当者に会うまでの沈黙が、再度、緊張感を臨海突破寸前まで押し上げてくれたのですけど、担当者が姿を見せて、挨拶あいさつを交わし、名刺を交換したところで、適度な緊張感を残したままではありますが、ようやく口が回るようになりました。

話し合いは和気わき藹々あいあいの中にも真剣さに溢あふれていて、でもお互いうまくいったと思えるほどトントン拍子で話が進んだことを実感できたのが何よりも収穫でした。

その後、初めてお伺いさせていただいたということで、湘南工場内も見学させてもらい、無事、打合せ終了。これからのお付き合いの為にも、その際にお食事の約束をさせていただきました。

仕事も頂いたので、実に有意義な時間を過ごしたのですが、やっぱり緊張していたのか、湘南工場を後にしたところで、ホッと安堵のため息を一つ吐ついていました。

宿泊先に着いて、もう一度、深呼吸。

でも、この深呼吸は湘南工場玄関に立ったときとはまったく別の意味のもの。

何故かと言えば、お客様と一緒に夜の横浜に繰り出すからなのだ。（Ｋ．Ｋ）