『君が代』の歌詞にある『さざれ石』の由来
投稿日 : 2010-01-09
最終更新日時 : 2016-10-25
投稿者 : sugamoto
カテゴリー : テント生地ブログ
昨年のとある休日。
観光で滋賀県の多賀大社に行ってきたのですが、そこにあった、とある岩を見て、なるほど、と感心させられたことがありました。
その岩とはこちら↓で、名前を『さざれ石』と言います。
日本人であれば、この名前を聞いてピンと来る方も多数、居られるかと思いますけど、国歌『君が代』の一節に出てくる石でございます。
日本人は誰もが知っている歌詞で、
「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」
なのですが、元々は、10世紀に編纂された『古今和歌集』に収録された短歌の一つだそうです。
意味は、
「汝の治世が幸せな数千年であるように。我らが主よ、治めつづけたまえ。今は小石であるものが時代を経て、あつまりて大いなる岩となり、神さびたその側面に苔が生える日まで」
ということで、『小さな石がたくさん集まって大きな固まりとなる』さざれ石が、この短歌に相応しいということが、よく理解できますし、古今和歌集が編纂されてから1000年以上経過した21世紀に生きる私たちにも、さざれ石の由来は当て嵌まるのではないでしょうか。
今年は我慢の年になると言われています。
しかし、小さな石を集めるが如く足場を固め、大きな岩となるが如く力を蓄え、遠くない未来に、来るべき上昇の波に乗って飛躍したいと思います。(E.M)
スガモトテントのHPはこちらから
アーカイブ