▶テント生地の裁断
数m程度の小さなサイズから十数m程度の大きなサイズまで、mm単位で裁断いたしております。
テントの製作で何よりも大事なのが寸法。間違いのないよう、厳重に寸法チェックを行います。
▶テント生地の溶着(巾合わせ)
色々な種類のあるテント生地は、ロール幅も様々。
一番幅広のものでも205cmで、それ以上のサイズの場合には熱溶着加工による巾合わせ(巾継ぎ加工)が必要となります。*
高周波ウェルダーという専用機械で電流を流し、しっかりと溶着します。
強力に圧着・溶着されておりますので、雨などによる浸水はございません。
*綿帆布・UV1000カラーメッシュ・シャガールは熱溶着加工が出来ませんので、ミシン縫製による巾合わせとなります。
お客様で巾合わせされる際には、厚手のデニムなどが縫えるミシンにて巾合わせ頂く形となります。
ミシン縫製は紫外線等の影響により経年とともに縫製部分がほつれていきますので、ミシン縫製よりも耐久性のある
熱溶着加工をおすすめ致します。
補修材テントのりでの巾継ぎは、夏場の高温等で粘着がわいてくる可能性もあり耐久性もございませんのでおすすめ致しません。(一部分などの修理でしたらお使い頂けます)
▶ミシン縫製
テント生地(綿帆布以外)は切り口がほつれるといった事はございませんが、通常は切りっぱなしでは使用致しません。
当社では通常15mmもしくは40mmの幅に折り曲げて縫製致します。(ミシン曲げ縫製加工)
また、生地が薄い場合には曲げ内側にテープを挟み、補強します。
ハトメを取り付ける際には、引っ張った際にハトメが飛ばないよう曲げ内側に補強のためのロープを入れます。
▶ハトメ加工
穴の空いたリング状の金具をハトメといいます。紐やロープを通して取り付ける際に使います。
ハトメには色々な種類やサイズがあり、取付方法や用途により使い分けます。
通常のアイレット(ハトメ)
カーテンやカバー、平シートなどに使います。
ステンレスのアイレット(ハトメ)
サビにくいステンレス製のハトメです。
グロメット
ピッチが少ない場合や、芯材カーテンなどの耐久性を必要とする際に使用します。