湘南出張記～その３～

夜の横浜へと繰り出すべく、私とＫ．Ｋは、お客様と待ち合わせの場所で合流し、街を目指しました。

思えば十数年振りの横浜なのですが、記憶の風景と今では町全体が変わっていて、みなとみらい周辺はビルが立ち並び、オシャレな雰囲気になっており、さすが都会と感じました。

食事は、ミーハーで中華街の方に行って参りました。

美味おいしいものばかりでしたけど、食べたこと無いもの、見たことも無いものがたくさんあって新鮮でした。

無事、食事会も終わり、ホテルまでは電車です。

さて、駅に着き、周りを見渡しますと妙な違和感を感じました。

……何かが違う……

行き交う人たち、夜の町並み、何となく重さを感じるアスファルト、葉を付けるのはもう少し後の街路樹……

都会という点を除けば、私たちが普段いる地元と雰囲気は変わらないはずなのに、何だろう、この違和感は……

なんとタバコを吸っている人が一人もいません！

駅から歩いて帰ったホテルまでの道のりにおいても、誰一人いないのです。

そこで、ホテルのスタッフに尋ねると、条例があるとのこと。罰金制になっており、強制ではないらしいのですが、住民はほぼ守っているそうです。どこか先進的な文化と感じました。

翌日の帰路。帰りの道中、私とＫ．Ｋ二人で思いました。

私たちもこのような場所で商売がしたい。もちろん地元も素晴らしいけれど、新たなフィールドも存在する、と確信致しました。

そんな夢と希望を抱えて家路に着き、この度の湘南出張記はこれにて終了です。