夏も終わり、秋の夜長、いろいろなことができることが多くなることから、『○○の秋』という表現が多々使われる日本。私も、最近は読書の秋を過ごしております。と言っても、読んでいる書物が漫画だったりしますから、漫画を本に入れていいかどうかは昔から是非を巡って議論されていますがいまだに結論が出ないものの一つ、ではないでしょうか。

とは言え、その漫画は多分、日本の漫画の中で、世界中でとても有名なものの一つで大人から子供まで幅広く読まれているものですから、『読書の秋』に混ぜてもいいんじゃないかと個人的には思っています。

ざっとした内容を申しますと、踏まれても踏まれても伸びてくる麦のように生きろ、という父親の教えを胸に刻んで、度重なる困難や苦境にくじけず逞しく生きる少年の姿を描いたものです。

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これでタイトルがピンと来る人は、日本全国47都道府県の中で1県民だけ確実にいますが、まあ、それはさておいて、実のところこの作品を小学生の頃にも読んでいたのですが、当時は、主人公に苦難や苦境を与える側を「なんて酷いことをするんだ」と思って読んでいたものですが、今になって再度読んでみますと、昔と違って、果たして自分なら、仮にこの作品と同じ時系列当時であったなら、この主人公を受け入れることができるのか、という風に考えるようになりました。

良し悪しは別にして、昔と違い自分自身を少しは客観的に見れるようになったのかな? と感じた瞬間でもありました。最近は一方的に酷いことをする方を悪者、と決めつける年代は過ぎて、様々な人の立場として見れるようになったのかな、と、そんな自分を少し不思議に思いながら、(漫画ですから微妙ですが)読書を堪能しています。(R.M)

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