昆虫の王様と言えば。

誰しもが真夏に熱くなったカブトムシを思い浮かべるのではないでしょうか。

カブトムシは夜行性の昆虫で、角が特徴の、男性であれば、物心付いた幼少時代から少年時代にかけて、たいていの人が憧れを抱き、夢中になった存在と言えるかもしれません。

さて、そんなカブトムシではありますが、今でも山林に入って、ちょっとした木に衝撃を与えれば落ちてこないこともないですけれども、カブトムシに興味を持った人であれば、誰しもが挑戦して、案外、成功しないことと言えば、卵を孵化ふかさせ、幼虫からさなぎ羽化うかして成虫まで飼育することではないでしょうか。

そんな幼き頃、夢見た偉業を、この度、幾年月いくとしつきを経て、達成することが出来ました。

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ある日、インターネットなどで調べていると、もうそろそろと思い、去年の冬から飼育していた10匹いる幼虫を小分けにして、その内の1匹が透明瓶の壁に沿って、うまい具合に部屋をつくったので、リビングに入れ観察していました。

小分けにしてから一週間後、夕方帰宅するとなんとさなぎになっていて、しかもオス。

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その日の昼頃までは確かに幼虫だったのですが、その姿を見て親子で大喜び。

子供は保育園の友達に見せてあげると、大はりきりでした。

今回は、さなぎになる過程を見逃しましたけど、残り9匹のうち、1匹でも幼虫からさなぎになる姿を見なければ、などと考えていたんですけど、そのオスの後、さらに数匹がさなぎになって、オス1匹、メス3匹が羽化うかしました。

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長年の夢を達成し、例えようのない感無量の気持ちでいっぱいです。(D.T)

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