先日、東京大学が現在の4月入学のところを世界基準グローバルスタンダードに合わせて9月にするニュースが流れていました。

何でも理由が、秋入学の欧米とのズレが学生や教員の国際交流の障害になり、グローバルな人材の育成に大きな後れを取っているとかで。

んまあ、4月入学の習慣は世界では日本を含めて数カ国しかなく、たいていの国は9月入学だから世界基準グローバルスタンダードと言えば世界基準グローバルスタンダードなんだろうけど、四季があって、冬の寒さから開放された桜満開という新しい門出にふさわしい時期の入学式に風情があるから伝統になって来たろうに、それを無碍にするのはどうだろう?とか思わなくもなし。それとも、嘆いてしまうのは私の頭が固いだけなのでしょうか。

ところで、『世界基準グローバルスタンダード』を持ち出して、他の国と比べると安い税項目を上げようとする動きが見られることが多々あるんだけど、いつも思うのは、世界基準グローバルスタンダードと比べて日本が高い方の税率を下げるという話は何で出てこないんだろう、とか。

単純に個人の税負担割合なら、高福祉国家のスウェーデンに匹敵するのに、なぜか日本はかなりの低福祉国家だとか。

一部の人たちにとって都合が良い世界基準グローバルスタンダードばかりが横行するんじゃなくて、大多数の国民にとって都合が良い世界基準グローバルスタンダードが広まらないものかと、『世界基準グローバルスタンダード』という言葉を聞くたびに思ってしまいます。(R.M)

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