3月11日の東日本大震災発生から早一ヶ月が経過し、3月12日に(緊急停止後の処理を指揮官が誤ったという見方が多い)福島第一原発の1号機が爆発してしまってからも一ヶ月。

この間に放射線が漏れるわ、放射性物質が拡散されるわで、日本のみならず、世界中から関心が寄せられてしまい、ただ、日本への同情が、政府・保安院・メディアの楽観視及び小出し情報提供と後手後手対応、海への汚染水排出のおかげで、気が付けば、なにやら世界中に不信感と不快感を与えてしまっているというお話をチラホラ聞くようになってしまいました。

んで、挙句の果てに、(ロシアとフランスは否定的ですけど)4月12日の原発事故レベル7宣言。

旧ソ連のチェルノブイリクラス認定なのですが、一ヶ月も経過していたこともありまして、国内外から非難轟々でしたし、しかも『レベル7』と言っておきながら、それまでも、これ以降も「人体に影響はない」、「安全」、「ただちに健康被害に結びつくわけではない」と、どう聞いても矛盾にしか聞こえない言動を繰り返す報道に、『問題はないことはないが重大でもない』という風に信じる人はよっぽどおめでたい人なんじゃないかと考えてしまう今日この頃。

グローバルスタンダードを謳いながら、『世界基準』に近づけたいのは高めの税率や規制強化だけで、国民一人当たりの税負担率とか社会福祉とか情報公開とか取調べ可視化とかを『世界基準』に近づける気は全然ないんですかね。私も含めて、日本は世界からどういう風に見られているのか、ということを知らないと、本当の意味での『世界基準』を理解することはできないような気がしてきます。

というお話はこれくらいにしておきまして。

福島原発に異常があってから、やっぱり何が不安かと言えば、放射能に関する拡散情報なんですけど、先述したとおり、日本の情報機関と情報提供側はまったくと言っていいくらい出さなかったので、いろいろと探ってみていたんですが、ありましたよ。

と言っても、この話はすでに有名になっていますが、大変、ありがたいことにドイツとノルウェーが、少ない情報の中、自国の基準に基づいての予想とは言え、3月20日頃から日本の放射性物質拡散予報図を提供してくれていました。(Google翻訳済み)

あくまで予報であって、この通りになる、というわけではありませんが参考にはなるかな、と。

もっとも、本当に生かす為には、ちゃんと対応策も調べなければいけませんが。

ドイツ版(伝播日本の続きを読むから入る)

ノルウェー版

まあ、最近になって、ようやく日本も公開するようにしましたけど、その公開理由がネットで見た人たちの『他の国でやっているのに、どうして日本では出来ないの?』という声が大きくなったからだそうで、いったい国と保安院はどこまで隠蔽する気だったのやら……しかもちと分かりにくいです。

日本版

ところで、最近、自分は勉強不足だったなぁ、と思うことがありまして。

放射能、放射性物質、放射線ってのは意味合いが違うものだったんですね。いやお恥ずかしい。

ちなみに上記、拡散予報図は『放射性物質』です。

たまには当社の業務とは無関係かもしれないこういうお話もどうかなと。(R.M)

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