合流点といえば、二つ以上の川の流れが合流する場所を言います。

同じように道路にも合流点がありまして、私は通勤の都合上、どうしても、そういった場所を通過しなければならず、正直に言うと、右にウインカーを出して、間に入れてもらう、という運転が、そんなに得意でなかったりします。それが混んでいるとなおさらで、どこで入ればいいんだろう?とか思うことも多々あったり。

そんな私ではございますが、通勤時に限って言えば、スムーズに合流点を通過できています。と言っても時速15キロ前後くらいですから、誰でも出来るんじゃないかと思われそうですが、実のところ、その合流点は合流する方もされる方も車が多いのが特徴でして、それでも誰しもが『スムーズ』に合流していると感じているんじゃないかなと。ちなみに私は『合流する側』です。

それは、当たり前のことなのかもしれませんし、この場所に限らずかもしれませんが、合流される方は、自分の車と前の車の間に一台割り込ませ、合流する方も、決して、前に合流した車に続いて入るのではなく、一台後の間に入るようにしています。だから、誰も止まることはなく、時速15キロ前後だとしても、ちゃんと車は流れます。

私だけではなく、その合流点に差し掛かった車全てが、です。(もしかしたら、その時間帯だけなのかもしれませんし、厳密に言えば、本当に、極稀に譲りもしなければ無理矢理入るのもいますけど、一ヶ月の間に、一回あるかないかです)

そういった現象が起こる背景には別に、その場所に縦看板があって『そうしてください』と指示されているわけでもなく、市の条例で決まっているわけでもなく、実際に、2年ほど前は、入れたり入れなかったりと悪戦苦闘した日も少なくなかったりしました。

もちろん、毎日、その時間に利用する人もいるでしょうけど、そうでない人も圧倒的に多くて、しかも、知っている車や友人もほとんどいないことでしょう。

それなのに、今現在は、そこを通過する誰しもが知らない誰かのために『自分の前に一台入れる』、『自分が入るのはこの車の後』というルールを当たり前のように守ります。

こういった光景は朝から、とっても清々しい気分にさせてくれて、通勤時の一時の渋滞感さえにも苛立ちを覚えないばかりか快適ささえ感じます。

誰が始めたかは分かりませんし、それはどうでもいいことで、今ではそういう『常識』が、その場で生きていることに、本当に些細なことからではありますが、助け合い譲り合いの気持ちは大切で暖かいものだな、と再認識させられます。(R.M)

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